2013.12.16
Solitary Island of Planet Antoinette
先日『OTENKI machine』予約会のお知らせをしましたUsagi pour toi原宿店。
おかげさまでたくさんの方々に『OTENKI machine』を体験して頂きました!
悪戦苦闘しながらこだわりのコラージュを完成させたみなさんは、実際にお洋服になってお手元
に届くのを楽しみにしていてくださいね。
さて、そのUsagi pour toi原宿店では現在ウィンドウディスプレイも展開させて頂いております。
今回ウィンドウを飾っているのは、『王国のはなれ島-Solitary Island of Planet Antoinette-』
と題しました綿菓子色の雲に包まれた浮き島です。
今年5月ラフォーレミュージアム原宿にて開催された『場と間』のインスタレーション『La Planete Antoinette』。
マリーアントワネットを題材に、不思議な楽園世界のクリスマスをジオラマにて再現しておりま
したが今回はこのお話のつづきです。
-プラネット・アントワネットのはなしのつづき-
大陸の綿の芽が昼のうちに捕まえた陽を蓄えて、ぼんやり光っていた
この時期のはなれ島は、昼も夜も王国へとどける衣の支度で忙しい
王国の麓へたどり着くまでに 衣は結晶となり、真珠色の綿となる
衣が十分にとどかないと王国は戸惑い、暦を間違えるので
はなれ島ではこの時期、毎日毎夜、つむいでは織を繰り返し
そこら中がむせかえるような、綿菓子色に染まる
あまい綿糸の衣は嘘も災いも 全部きれいに覆いかくす
あまりにも やさしく、完璧に

夜になると、ぼうっと綿菓子色に光る島が浮かびあがります。
こちらのラッパ管からは、なにやら楽しげな音楽やカタカタ機械音などの端々が漏れてきます。

湖畔の館では各階でいろいろな夜会が繰り広げられている模様。
先ほどのラッパ管の音とリンクしているので、ラッパのふちに耳を当てたり、窓から中の様子を
覗き込んでみるとおもしろいものが発見できるかも。

こちらはもう一方のウィンドウのディスプレイ。たくさんの綿あめ衣を蓄えています。



今回のジオラマは、映像作家の平野絢士さんとコラボレーションした作品となっております。
館の小さな窓一つ一つや湖の水面の中に、平野さんの素敵な映像が閉じ込められています。
また、素敵なダイジェスト映像も作って頂きましたので下記リンクよりどうぞご覧ください。
Solitary island of Planet Antoinette by kloka from KenjiHirano on Vimeo.
ミニチュアの窓から覗く不思議な映像や、ラッパ管を通って聞こえてくる音はどれもちょっと
不気味で華やかで興味深いものばかり。
ジオラマ世界の住人になったつもりで、もしくはそれを外の世界から見下ろす巨人になったつも
りでどうぞお楽しみください。
Usagi pour toi原宿店
東京都渋谷区神宮前 5-17-24 GBビル 1F
TEL 03-5766-3011
OPEN 12:00〜20:00
*ディスプレイは12月27日までご覧になれます。